リゾートしらかみ1号(ブナ編成)に乗って青森へ向かいます。
リゾートしらかみは全席指定で料金は520円。
我々が確保した座席は4両編成の2号車ボックス席。
2人ずつ向かい合って座れます。
大人4人と幼稚園の娘が座っても、座席にはかなり余裕がありました。
向かい合った座席の間にはテーブルが配置されています。
座席に着席後、持込みのお菓子や酒をテーブルに載せて早速乾杯。
青森駅までの所要時間は5時間9分。
まずは目的地までの移動時間を楽しみます。
[1日目 09:24 能代駅]
バスケットボールが盛んな能代駅で10分間停車。
ホームにはバスケットゴール。フリースローを投げるアトラクションがありました。
知人は見事ゴールを決めて、私は見事エアボール。
ゴールの景品は杉で作られたコースターでした。
その昔、能代は北前船の寄港地で、この地の木材が大坂や長崎へ運ばれました。
コースターの杉材は、たぶん能代産なんでしょう。
列車に戻り、ビールやら日本酒やらを飲んでいると県境を越えて青森県に入りました。
リゾートしらかみは海岸線を走り始め、車窓に日本海が広がりました。
日本海を肴に宴会は続きます。
[1日目 13:29 青森駅]
5時間の宴がとうとう終わり、青森駅に到着。梅雨なのに晴天、暑い暑い。
「着きました」と言うよりは「とうとう着いてしまったか」の感が強い。
まだまだこの列車で飲み続けたい。
[1日目 13:45 青森駅前]
青森駅から徒歩10分、津軽ラーメンの老舗「くどうラーメン」で昼食。
スープの出汁はイワシを焼いてから乾燥させた青森名物の焼干し。
煮干しじゃなくて焼干しってのが特徴。
透き通ったあっさりスープに、細い縮れ麺が絡んで美味しい。
まさに酒を飲んだ後の締めのラーメンって感じでした。
[1日目 14:30 青森駅前]
昼食後、徒歩で「ねぶたの里ワラッセ」へ。
青森ねぶたを鑑賞しました。
酒が残ってたので、大人は館内のベンチで一休み。
娘は、ねぶたのまわりを走り回ってました。
[1日目 15:20 青森駅前]
続いて、ワラッセの隣に立つ「A-Factory」へ。
青森県のお土産が揃ってます。
土地の名産品をしばし物色。
[1日目 16:00 青森駅]
特急つがる6号(秋田行き)に乗って弘前へ向かいます。
五能線フリーパスの適用路線なので、運賃の670円は不要、自由席券510円で乗れます。
娘の鼻歌を子守唄に、約30分間のお昼寝タイム。
[1日目 16:33 弘前駅]
弘前駅に到着。梅雨の湿度の中、たまに涼しい風が吹いて心地良い。
弘前駅の改札を出ると大きなリンゴのオブジェが。
娘 「見て!リンゴ!」
子どもは喜ぶよね~。
次の移動手段は16:40発のバスなんであと7分。
急ぎ足でバス停へ。
[1日目 16:40 弘前駅東口バス停]
城東環状100円バス(大町周り)で今日の宿へ移動。
弘前は弘前駅周辺を100円バスが走ってて、広範囲をカバーしてます。
夕日に照らされつつ、バスに揺られて宿へ向かう。
[1日目 17:00 さくら野前バス停]
デパート「さくら野」百貨店へ到着。
今日の宿「リコルソ弘前」は「さくら野」百貨店の4階。
スーパー銭湯に宿泊施設がくっついたような宿でした。
娘を含めた女子3人は和室、男子2名は洋室で予約しました。
娘は縦横無尽に寝返りを打つので、和室が必須要件だったのです。
部屋の設えは結構年季が入っている感じ。
まぁ和室が確保できて良かったです。
チェックイン後、ひとまず各自風呂に入ることに。
風呂は温泉で、岩木山を眺望できる露天風呂もありました。
岩木山は裾野まで綺麗に見える富士山型。
津軽富士とも呼ばれています。
夕日に映える山際の見事さに、真っ裸でいることを一瞬忘れました。
[1日目 19:00 さくら野]
旅のほこりを落としたあと、全員で「さくら野」の食料品売り場へ。
朝食のみの宿泊プランだったので、夕食を調達します。
予算は1,000円ずつ出し合って、4,000円。
すると、夕暮れ時の食品売り場に若干の人だかりが。
様子を見てみると、なんと”4割引”シールが弁当や総菜に貼られまくってました。
想定の4割引きで夕食を手に入れることができ、旨そうなホタテの珍味もゲット。
その後和室に集合して、弁当や総菜やホタテを広げて宴会。
和室に持込みってのも楽しいものだと思いました。
部屋飲み感覚だね。
その後、各々の部屋で就寝。
[2日目 7:30 リコルソ弘前]
みんなで朝食。
バイキング形式でした。
お料理の内容は、まぁ、フツー。
[2日目 9:00 さくら野前バス停]
身支度を整え、2日目がスタート。
城東環状100円バス(大町周り)に乗って、弘前駅方面に向かいます。
100円バスは安くて便利。
[2日目 9:20 弘前バスターミナル]
弘前駅前の弘前バスターミナルに到着。
ここから中心街へ向かうバスに乗り換えます。
乗り換えまで時間があったので、売店へ行ってみました。
娘 「苺のジュース(ヤクルトジョア的なやつ)が欲しい!」
私と妻「これからアイス食べるから我慢して!」
娘 「欲しい!欲しい!」
私と妻「・・・」
・・・なんとか売店から娘を連れ出して、バスターミナル内のバス停を移動。
[2日目 9:35 弘前バスターミナル]
駒越線(城西大橋経由)に乗って、中土手町方面に向かいます。
土手町方面の100円バスは10時からの運行なので、今回は普通の路線バスに乗ります。
[2日目 9:40 中土手町バス停]
弘前の中心街、中土手町に到着。
目的地の喫茶店「万茶ン」は10時開店なので、店舗前のベンチで開店を待ちました。
[2日目 10:00 中土手町]
喫茶店「万茶ン」へ入店。
小説家、太宰治が通ったとされる喫茶店です。
大人4人はケーキと珈琲のセットをオーダー。
サイフォンで淹れた珈琲、美味し。
娘はアイスクリームをオーダー。上機嫌。
五戸町生まれの優しいマスターのおかげで、楽しい時間を過ごせました。
[2日目 11:10 ホテルニューキャッスル前バス停]
中土手町から10分くらい歩いてホテルニューキャッスル前のバス停へ。
ここから土手町循環の100円バスに乗って弘前駅前へ戻ります。
[2日目 11:25 弘南バスターミナル]
弘前駅前の弘前バスターミナルに到着。
次の目的はランチです。
[2日目 11:30 弘前駅前]
今日の昼食は、パスタ専門店のその名も「パスタヤ」。
10食限定のセットランチを予約していたので、待たずに食べれました。
スープ、サラダ、パスタ、一品料理、デザート、ドリンクでなんと税込1,000円。
美味しくてコスパ最高、また来たい。
[2日目 12:10 弘前駅前]
「パスタヤ」から歩いて雑貨屋「green」へ。
津軽の針子模様”こぎん刺し”の雑貨や、衣服などが売ってます。
ここでは赤い肩掛けのトートバッグを妻にプレゼントしました。
[2日目 12:25 弘前駅前]
「green」から歩いて弘前駅へ。
駅までは1キロくらいの距離なんですが、なんせ3歳の娘がいるので移動が大変。
妻がおぶったり、私が抱っこしたりしてやっとこさ駅に着きました。
[2日目 12:39 弘前駅]
五能線(深浦行き)に乗って五所川原へ向かいます。
ここも五能線フリーパスの適用路線なので、運賃の500円は不要。
今回の旅は普通にきっぷを購入するよりも7,000円くらいお得に移動できてます。
移動中、娘は知人2人の間に着席。
2人に遊んでもらって楽しんでました。
ありがたやー。
[2日目 13:24 五所川原駅]
この旅の最後の目的地である五所川原へ到着。
目的は23メートルのねぶた「立佞武多(たちねぶた)」。
[2日目 13:40 五所川原駅前]
五所川原駅から歩いて10分の「立ちねぶたの館」へ。
「立佞武多」は毎年8月4日~8日に開催される祭りです。
「立ちねぶたの館」では通年「立佞武多」の山車が見学できます。
規格外の大きさ。
津軽衆の気合い、感性の凝縮を感じることができました。
「立ちねぶたの館」で実家へのお土産や帰りの列車で飲む日本酒を調達しました。
五所川原駅への帰路、駅前のコンビニでビールとかも調達。
五所川原駅前のバスターミナルにて。
津軽とか鹿児島とか、土地の端って、凝縮感を凄く感じる。
上手く表現できないんだけど、濃いんだよね。
たまらなく好き。
[2日目 15:10 五所川原駅前]
リゾートしらかみ4号(ブナ編成)に乗って秋田へ戻ります。
大人4人はボックス席に乗り込むとすぐに、酒宴の準備。
ビールをプシューとやって宴会スタート。
帰路は五所川原発なので、4時間弱のリゾートしらかみになります。
[2日目 18:56 秋田駅]
秋田駅に無事到着。
リゾートしらかみのボックス席は団体旅行には最高ですね。
この後数日間、旅の余韻から抜け出せませんでした。また乗るね。絶対。
(リゾートしらかみは移動が娯楽になる素晴らしい列車だ)