年末に西日本を3泊4日で貫いてきました。
青春18きっぷを使った、史跡・寺院を巡る旅。
3日目は、岡山は高梁の備中松山城へ登城。
その後、京都の宇治の萬福寺を拝観。
その後は岐阜まで移動し、宿泊しました。
[06:30 倉敷駅前]
ホテルをチェックアウト。
[06:45 倉敷駅]
倉敷駅のホームで電車を待ってたら、寝台列車「サンライズ瀬戸」が通過してゆきました。
香川の高松まで走る寝台。
[06:54 倉敷駅]
伯備線の新見行きに乗って高梁市へ向かいます。
今日は平日。
通勤・通学の乗客が沢山乗ってました。
[07:29 備中高梁駅]
備中高梁駅に到着。
これから徒歩で備中松山城へ向かいます。
駅から城までは約2キロ。
ただし、城は標高430メートルの臥牛山の頂上に建ってます。
目の前に見える山が臥牛山。
山頂に城が見えます。
気合が入ります。
通学中の学生に混ざって、臥牛山を目指します。
駅から30分ほど歩いて、臥牛山の麓に着きました。
麓には「山田方谷先生家塾」跡が。
山田方谷は備中松山藩の儒者・藩士。
幕末、赤字財政に悩む藩を藩政改革し、黒字化を実現した地元の英雄です。
経世家としての知名を慕って、各地から名士が訪問してきたそうです。
越後長岡藩の河井継之助も山田方谷を訪ねた一人です。
さて、430メートルの臥牛山を登ります。
まさに原生林。
野生の猿を2匹見かけました。
登り始めて20分程すると、休憩に丁度良さそうな大きさの岩がありました。
この岩は、播州赤穂藩の大石良雄が、城受取りの検分時に休憩に使った腰掛岩。
大石良雄は忠臣蔵の大石内蔵助です。
私も腰掛岩に腰掛けて、5分休憩しました。
40分登ると、何やら人工物が見えてきました。
こちらは「中太鼓の丸」跡だそうで、櫓が建ってたそうです。
殿様の登城や、有事の際、ここで太鼓を叩いて拠点間で通信を行ったとのこと。
「中太鼓の丸」跡からは、「下太鼓の丸」跡が見えました。
下太鼓の丸は臥牛山の支峰「前山」にあります。
ここから叩いた太鼓の音は、下太鼓の丸への通信となったのでしょう。
「中太鼓の丸」跡からは、高梁市の街が見渡せます。
高い場所に城を造ったおかげで、櫓の建設にも大変な労力を費やしたんでしょうね。
45分経過。
労いの言葉が掲示された立て札が。
もうすぐ山頂。
すると、圧巻の石垣が見えてきて、
古めかしい土塀が見えてきて、
またまた見事な石垣が。
「野面積み」という、石を加工しないで積んだ工法です。
麓から60分経過。
やっと天守が見えてきました。
[09:00 高梁市街]
こちらが備中松山城。
現存12天守のひとつです。
この後、城内へ一番乗りして、城の歴史などを一通り観覧。
暖かいお茶のサービスが嬉しかったです。
[10:00 高梁市街]
備中松山城から下山。
麓には、石垣の塀に囲まれた高校が建ってます。
こちらは殿様の居住地だったそうです。
殿様は、山頂にある城まで毎日登城していた訳ではなく、平時はここで生活していました。
駅への帰り道、郷土資料館の前に、
山田方谷の銅像を発見。
地元に愛されてる人なんですね。
駅前には、備中高梁駅がサンライズ出雲の停車駅になったこと祝う掲示がありました。
[10:39 備中高梁駅]
伯備線の和気行きに乗って、京都へ移動開始。
伯備線は、中国山脈を横断して岡山と鳥取をを結ぶ路線です。
電車は山あいを走ってゆきます。
[11:55 岡山駅]
赤穂線の播州赤穂行きに乗り換え。
[13:15 播州赤穂駅]
赤穂線の姫路行きに乗り換え。若干遅延してました。
[13:45 姫路駅]
神戸線新快速の野洲行きに乗り換え。
[15:19 京都駅]
奈良線の奈良行きに乗り換え。
[15:42 黄檗駅]
萬福寺の最寄り駅、黄檗に到着。
駅から徒歩で5分で、目的地の萬福寺に到着しました。
黄檗宗の総本山です。
開祖の隠元禅師は、中国から来た高僧。
インゲン豆を日本に持ってきたことで有名です。
本堂。年の瀬の青空に映えます。
本尊の釈迦如来座像が安置されています。
開梆(かいぱん)。
こちらを叩いて、食事や法要の時間を知らせます。
魚の形がユニークです。
中国っぽさを色濃く残す意匠を眺めたのち、
法堂(はっとう)前の空間で、静寂の時間を楽しみました。
[16:42 黄檗駅]
奈良線の京都行きに乗って、京都へ。
[17:04 京都駅]
京都駅に到着。
駅前に美味いラーメン屋があるいうので、
店の前まで行ってみたら「年末まで休みます」の張り紙。残念。
[17:31 京都駅]
琵琶湖線新快速の長浜行きに乗って岐阜へ移動開始。
[18:40 米原駅]
東海道線の大垣行きに乗り換え。
[19:24 大垣駅]
東海道線特別快速の豊橋行きに乗り換え。
[19:35 岐阜駅]
本日のゴール地点、岐阜駅に到着。
この後、駅前のホテルで宿泊しました。
(明日は犬山城に寄ってから、静岡でおでんを食べて帰ります。)