土曜は八甲田山雪中行軍遭難資料館へゆきました。
車で15分位の場所にありました。
入館料は260円。
日露戦争の開戦を間近に控え、陸軍の雪中訓練の機運が高まりました。
そこで明治35年、八甲田山へ向かう雪中行軍の訓練が実行されました。
岩手・宮城出身の兵士を中心に組まれた隊は、寒波に襲われ五里霧中。
210人中199名が亡くなったという山岳事故でも最大級の事件です。
こちら館内の一コマ。
露営を余儀なくされた隊は、雪を掘って寒さをしのぎました。
しかし、それもむなしく。
しかしながら驚嘆するのは、210名全員を4ヶ月かけて発見したこと。
兵士を悼む世論と陸軍の威信が、この奇跡を実現させたのではないでしょうか。
資料館の裏手には、悲運の死を遂げた兵士達の墓地が広がります。
30℃近い中、おばあちゃん達が草刈りをしてました。
だからこんなに綺麗。
整然と無機質に並ぶ墓碑に、手を合わせる。
こちらのお宮、狛犬がアイヌ犬です。
遭難者を捜索した際に活躍したアイヌ犬の、子供達がモデルだそうだ。
お宮の中には、兵士の木像が祀られていました。
(海軍大将・東郷平八郎や、陸軍大将・立見尚文の碑があったよ)