旅行3日目は長崎をさるきます。
「さるく」とは長崎弁で「歩く」にあたるそうです。
もう、とことん、とことん歩いた。
長崎は坂が多い。
その分いつもの倍疲れた。
①まずは崇福寺へ。
路面電車に乗って8時前に着いた。
まだ開門前だったけど、お寺のおっちゃんが入れてくれました。
ここはNHK大河ドラマ・龍馬伝のロケ地になったお寺です。
こんな感じで龍馬伝ロケ1。
こんな感じで龍馬伝ロケ2。
実際はこんな感じ黄檗宗のお寺。
国宝建築物です。
建物も赤色な感じで唐の仕様を醸し出してます。
開門前で hk しか境内にいない。
と、いうわけで龍馬伝ロケを妄想してテンション上げてみました。
「いやーまだ全然観光しとらんが、長崎はまっこと面白きトコロじゃあ!」
②崇福寺を後にして、次は大浦天主堂へ。
現存する木造ゴシック様式(←よく理解していない)で日本最古なんだって。
国宝なんだそうだ。
ふーん、という感じで観光。
③その次はグラバー園へ。
目的は龍馬が会談したと言われるイギリス商人グラバーの邸宅を見ること。
グラバー園には他にも外人の邸宅がいろいろあるけど、
まぁそれは適当に流してグラバー邸をゆっくり見ました。暑いし。
こちらがそのお宅。立派だねぇ。
グラバーさんは勤皇だったそうで、幕末には志士が多く訪れたそうだ。
んで、志士をかくまう部屋を作ったらしい。
この廊下の天井裏にあるに部屋にハシゴかけて、志士たちを隠したんだって。
金があるとこういう部屋も作れるのね。
④次は興福寺へゆく。
道中、中島川にかかる眼鏡橋を渡る。
この橋は日本最古のアーチ型の石橋なんだって。
長崎は至る所に観光スポットがあるよ。すげぇなぁ。
でも暑い。この時たぶん34℃はあったな。
⑤興福寺に到着。
ここは日本初の黄檗禅宗のお寺。
黄檗宗は中国の隠元さんが広めた宗派。
隠元さんはインゲン豆を日本に伝えたことでも有名です。
⑥興福寺から少し歩くと坂道「龍馬通り」に着きます。
これを登ります。
登ってる最中は、ところどころに「がんばれー」的な札が掛けられてます。
背中を押されるというか、イラッとくるというか。
まぁ、気温にもよるでしょう。
私は後者です。
⑦さて、目的は亀山社中。
正確には亀山社中の跡に建物を復元したところなんだけどね。
着いてみたら長蛇の列で入場制限中。
20分待ったよ。
で、亀山社中にやっと入る。
亀山社中は龍馬が作った日本初の会社(貿易会社)。
かんぱにーじゃ。
亀山社中の中はもちろん混み混み。
複製だけど龍馬の上着があったよ。
⑧亀山社中を後にして、風頭山へ。
龍馬の像があるのだ。
高知の桂浜でも見たんだけど、こっちのほうが写実的な感じがする。
人間っぽいっていうか、なんというか。
⑨ちなみにこの龍馬が見てる景色がこれ。
港を跨いで三菱造船所が見える。
岩崎弥太郎が築きあげたやつ。
すげぇな、歴史って。
龍馬像の隣には司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の碑が。
今読んでる本だけに、なんか感慨深い。
風頭山を降りて、また中島川を渡る。
これがまたアップダウンがあって辛い。
もうつかれたー。
⑩今度は長崎歴史文化博物館でやってる龍馬伝の企画展を見にゆく。
エントランスには坂本龍馬と岩崎弥太郎の像が。
とりあえず、世紀のスリーショットを撮ってもらった。
これで俺も時代の寵児になるのだろうか。
⑪次は長崎まちなか龍馬館へ。
期待してた以上に面白かった。
hk は、人物を説明す文章とかを読むのが好き。
ここでは幕末や長崎で活躍した人の紹介文を多く展示してた。
ゆっくり楽しめた。
あ、記念撮影コーナーで hk も維新の志士に仲間入りしたよ。
んで、実際の龍馬さんはこんな感じ。
(こちらは亀山社中に展示されてた写真)
⑫まちなか龍馬館で楽しんだあと、聖福寺へ。
ここは、さだまさし氏の小説「解夏」の舞台になったところ。
大沢たかおが坊さんから話を聞く、といった設定。
観光客もまばらで、静かで、とても記憶に残るお寺でした。
⑬最後は、昨日行った原爆関連の施設で印象に残った場所、山王神社へ。
こちら入口。
なんか違和感があるの分かる?
鳥居が半分なのよ。
原爆の衝撃波で半分が飛ばされて、片足だけが残ったそうだ。
昨日、この事実に衝撃を受けて、是非自分の目に焼き付けたいと思ったんだ。
すぐ近くに、飛ばされたもう半分の鳥居が横たわってる。
鳥居のてっぺんの印も破壊されたまま。
なんだろう。
せつないんだけど、力をもらった。
人は過ちを、する。
過ちをされても、しても、人はそこからまた始める力を持ってる。
それをこの鳥居が物語っているように hk には見えた。
長崎を歩いて、一番心に残ったのはこの鳥居。
旅をして、俺が受け取ったものは大きかったな。
このあと、博多へ戻って宿泊。
明日は大分のお寺を参拝する予定。
知らないものを見ると、自分のキャパが広がるなーって今日は思った。
(考えて、実行して、体験すると、得るものは何かしらある。)